フードビジネスにおける企業価値の向上

 

企業経営、特に上場企業においては、企業価値の向上に対する株主からの負託に応えていくことは、大変なプレッシャーであります。これは、企業価値を図るモノサシとして株価がもっとも一般的でありかつ説得力のある指標であるため、株主の期待が株価の上昇に集中することがプレッシャーの大きな要因となっています。一方で株価は、企業の持つ様々な側面を反映しています。単に売上規模が大きいというだけで高い株価がつくものではありません。

 

投資家が株を買うときは、買った今よりも、将来売ったときの方が多くのお金になっていることを必ず期待しています。これは配当狙いの投資家であっても同じです。つまり、株価を構成する要素として決して外すことができないのは、より良い将来の姿、すなわち成長性です。

 

しかし、何に成長性を感じるかは、投資家によって様々であり、また、たとえ同じ投資家であっても、投資対象とする業種によって大きく異なります。さらにいえば、同じ業種であっても、企業ごとに異なった個性があるために、成長性の要点は企業ごとに違ってくるといっても過言ではないのです。

 

つまり、我が社の個性は何であり、それをどのように生かしてこれから成長していくのかが投資家にきちんと伝わらない限り、株価が上がることはありません。残念なことに、多くの上場企業においては、成長戦略はおろか、自社の個性の把握すらできていないのが現状です。

 

自社の個性をしっかりと把握し、それを強みとして成長していくための仕組みを整えて、初めて投資家に向けた魅力あるアピールが出来る様になります。また、投資家といっても全体を漠然と捉えるのではなく、我が社の株式に興味を持つ可能性が高い投資家を見極めて、その投資家にあった適切なアピールをしなければなりません。

 

このように上場企業と株式市場をつなぐ仕事は、どちらの側の状況にも精通した者でなければ、期待される結果を出すことはきわめて困難でしょう。日本フードビジネスセンターはそのような知識と経験を有している日本唯一の組織です。自社の企業価値向上にお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。